EMSにダイエット効果はあるのか?

ダイエットには筋トレが必須!

ダイエットの基本は、1にカロリー、2に筋肉です。

えっ?なんのこと?と思ってしまうでしょうが、カロリー制限と筋トレがダイエットには必須ということなのです。

カロリー制限は理解しやすいと思います。では筋トレはなぜ必要なのでしょうか。

それはリバウンド対策のためです。

実は、カロリー制限のみによるダイエットして得られる体重の減少は、脂肪の減少と同時に、かなりな量の筋肉が減ることになってしまいます!

筋肉は何もしていなくてもカロリーを消費してくれています。

私たちが眠っているときでも、座ってゲームに興じているときでも、寝っ転がって漫画を読んでいるときでもカロリーを消費しているのです。

この筋肉が減ってしまうと、太りやすい体質になってしまいます。

つまり、筋トレをしないでダイエットして体重が減っても、体のカロリー消費量が減ってしまうため、

ダイエット前と同じ量を食べても、ダイエットした後ではより太ることになるのです。

筋肉を減らさずにダイエットするためには、筋トレとたんぱく質の摂取がポイントになります。

たんぱく質すなわち肉をたくさん食べることは、みささん大好きでしょうから簡単にできそうですね。

しかし、筋トレは辛い。

そこで、EMSです!

辛い筋トレをすることなく、筋肉を減らさないようにダイエットする方法を、何回かに分けて紹介します。

EMSのダイエット効果についての学術的研究結果は?

EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略号で、読んで字のごとく筋肉を電気で刺激して筋肉を鍛えます。

しかし、EMSにダイエット効果はあるのでしょうか?

筋トレとEMSを比較したフリードリッヒ・アレキサンダー大学(ドイツ)によれば、筋肉量の増加と筋力の向上には、EMSと筋トレで差は認められませんでした(Kemmler W, Teschler M, Weißenfels A, Bebenek M, Fröhlich M, Kohl M, von Stengel S. Effects of Whole-Body Electromyostimulation versus High-Intensity Resistance Exercise on Body Composition and Strength: A Randomized Controlled Study. Evid Based Complement Alternat Med.Epub 2016 Feb 29.)。

その一方で、市販のEMSのようにお腹の周囲に巻いたEMS機具を用いたウイスコンシン大学の研究では、EMSは腹筋の筋力と持久力を向上させ、ウエストサイズの減少に効果があったことが分かりました(John P. Porcari, Jennifer Miller, Kelly Cornwell, Carl Foster, Mark Gibson, Karen McLean, and Tom Kernozek The Effects of Neuromuscular Electrical Stimulation Training on Abdominal Strength, Endurance, and Selected Anthropometric Measures. J Sports Sci Med. 2005 Mar; 4(1): 66–75.Published online 2005 Mar 1.)。

科学的な研究でも、EMSは筋肉量を増やしたりウエストを引き締める効果があるといって良いという結果ですね。

そして、EMSで筋肉量を増やすことができるということは、何もしていないときの消費カロリー(基礎代謝)を増やせるということです。

当然、筋肉が増えれば動いているときの消費カロリーも増えることになるので、1日の総消費カロリーが増えます。

筋肉が増える前と同じ量の食事をしていても太りにくくなったり体重が減ったりする可能性が大きくなるのです。

言いかえれば、リバウンドしにくくダイエットしやすい体質になるのです!

次回からは、ダイエットの基本原則やEMSのメリット・デメリット、上手な利用法などについての記事も、科学的な根拠を示しながら書いていくことにします。

 

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