性同一性障害は精神疾患ではなくなります!
AFPBB Newsによれば、
世界保健機関(WHO)が作成している国際疾病分類(ICD)の第11改訂版において、
性同一性障害(GID)を心の病気ではなく、「性の健康に関連する状態」というカテゴリーに含めることを決めたようです。
新しい分類基準は、2022年1月1日から正式に採用されるとのこと。
私も性同一性障害の方を何人か知っていますが、
10代であるとか若い人ほど悩みが大きいようです。
現在では、一定の要件を満たせば性転換手術も受けられるようです。
iPS細胞などにより臓器が人為的に作ることができるようになれば、性転換手術によって妊娠(する&させる)が可能となる日が来るかもしれません。
昔、手塚治虫のマンガに『リボンの騎士』という作品がありました。
女の子の体に、男の子の心と女の子の心が半分半分やどったサファイア王女が主人公のマンガでした。
男装して悪人と戦う一方で、隣国のフランツ王子と恋におちいるなど、典型的な性同一性障害ではありませんが、タニシの精子の研究で学位をとった医師としての手塚ですから、
多少は性同一性障害を意識していた可能性はあるのではないでしょうか。
それはともかく、マンガの中でフランツ王子は、サファイアの真実の姿を知ってもサファイアを愛することに変わりはありませんでした。
詳しい描写はありませんが、マンガをみている印象では、フランツ王子はサファイアの男の子の心と女の子の心が同居している全体まるままを受け入れていた印象です。
性同一性障害の場合は、サファイアとは違って、男性の体に女性の心、あるいはその逆の状態となっています。
フランツ王子のような感覚で、全ての人が性同一性障害に悩む方々を、まるまんま受け入れられるメンタリティになればいいですね。
WHOの疾病分類の変更がその一助になることを願っています。