もくじ
・MicrosoftオフィスをiPad Proで頻繁に使う人は買うな！
ところでiPad Pro 10.5でできても9.7でできないことはあるか？といえば、
「10.5ではできて9.7ではできないことはない！」
というになるでしょう。
ということは、「できる・できない」でiPad Pro 9.7を10.5に買いかえる必要はないということです。
それどころか「9.7ででき」て「10.5ではできない」ことがあるのです！
えっ？と思われるかも知れませんが、言われると「あー、知ってる！」というくらい有名なものです。
それはMicrosoftのオフィスが10.5では入力などの修正や作成したファイルの保存ができないのです。閲覧しかできないということですね。
Microsoftは、10.1インチを超えるディスプレイのタブレット末端ではオフィスを有料としています。
iPad Pro 9.7では無料で使えるMicrosoftオフィスが、10.5インチのディスプレイを持つiPad Pro 10.5では有料のオフィス365を契約しないと、ファイルの作成保存も修正保存もできないのです。
iPad Proでオフィスを頻繁に使っていた人は、iPad Pro 9.7から10.5に乗り換えない方がいいということになりますね。
もちろんオフィス365を契約すれば保存も作成も何でもできます。
でも、オフィス365を契約すれば、一番安いOffice 365 soloでも「12,744円/年」かかります。1ヶ月あたり1,062円です。
無料でオフィスソフトを使いたい人には、iPad Pro 10.5は向かないということになります。
しかし、一概にそうだとも言えないのです。
オフィス365を有料でも使うことにメリットのある人もいるのです。
・オフィス365を契約する方がいい人とは？
オフィス365 soloで1ヶ月あたり1,062円という金額を払えば、MicrosoftのOneDriveのオンラインストレージ1TBと、Skypeから固定電話や携帯電話への通話が毎月60分間分だけ無料となるので、結構お得と言えないこともありません。
SkypeはLINE電話を使ったりキャリアのプランにより固定電話への通話も無料になるため、メリットのある人は少ないかもしれません。
しかし、オンラインストレージ1TBは魅力的です。わたしはDropboxで1TBのオンラインストレージを契約していますが、年間契約で12,960円を支払っています。
同じストレージ容量で値段も200円も変わりません。そのうえMicrosoftオフィスが使えるというのは魅力ですね。
この1TBのストレージを必要としている人で、Microsoftオフィスも使いたい人にはオフィス365は有料でも価値ありということになります。
要するに「1TBのクラウドストレージが必要」＋「Microsoftオフィスを有料でも使いたい」という2つの条件を満たしている人が、「オフィス365を契約した方がいい人」であるといえるでしょうか。
・私の場合はオフィス365必要なし！です
私の場合は、使い慣れたDropboxからOneDriveに乗り換えるのも面倒だし使い勝手に不安もあり、OneDriveを使う気がしません。新しいことに臆病なのです…
また、MicrosoftオフィスのiOS無料版をiPad Pro 9.7で使ってみましたが、文字の装飾などをしないでテキスト入力だけならテキストエディタの方がかえって使いやすいと感じています。
結局、私はオフィス365を必要とせずです。
私のようにMicrosoftワードをテキストエディタとして使うくらいの人やエクセルやパワーポイントを使わないという人は、オフィス365を契約する必要はないでしょう。
ただし、Microsoftオフィス自体が必要ないかというと、そうでもありません。
(正確にはMicrosoftオフィス形式のファイル形式が必要ということなのですが…)
私はマッチングサイトに登録してwebライターとしてクライアントさんに記事を納入しているのですが、記事の作成に仕事をどこでするかによって入力デバイスがWindows PCであったりMacBookであったり、あるいはiPhoneであったりします。
納入ファイルはテキストファイルで行っていました。
ところが、入力デバイス毎に使用するアプリによって、改行がおかしくなってしまうのです。それと時には表を入れることもあり、表はテキストファイルでは挿入できません。
そこで、入力はテキストエディタ、それをMicrosoftワードファイルに変換して納入するスタイルに変えています。
Microsoftオフィスのお世話にならない訳ではありません。それでも出費は抑えたいので無料のオフィスソフト「LibreOffice」を愛用しています。
やはりMicrosoftオフィス365は必要なしなのです。
つまり私の場合は、有料でMicrosoftオフィス365を契約する必然性も必要性もありません。
ということは、私はiPad Pro 9.7に固執する必要はないということになりますね。iPad Pro 10.5を買ってもいい類いの人間ということなのです。
・性能からiPad Pro 10.5に買いかえるべきか？
これはもう普段のiPad Proの使い方によると言えるでしょう。
iPad Pro 9.7を使っていて性能面からイライラするとか性能不足であるとか感じている人は買い替えるといいかも知れません。
iPad Proを構成しているCPUなどの構成パーツの性能はiPad Pro9.7から10.5になって飛躍的に高性能化していることは確かです。
いろいろなサイトに高性能ぶりは書かれています。
しかし、パーツの高性能化を体感できる状況にある人はそう多くはないかも知れません。
私のようにテキストベースで仕事をしているとかネットや動画の閲覧くらいの使い方であるなら、恐らく9.7と10.5の違いは体感できないのではないでしょうか？
動画をオフィス外や自宅外で編集する必要のある人はiPad Pro 10.5の性能アップを体感できて、それ故、iPad Pro 9.7からiPad Pro 10.5に買い替えることが選択肢となるかも知れません。
しかし、iPad Pro 9.7ではイライラしていたアプリが、iPad Pro 10.5に替えたからといって快適だというほどの使用感が得られるのかは疑問です。
動画や画像処理をしない私にはコメントのしようもありませんけれど、「性能からiPad Pro 10.5に買いかえるべきか？」という質問への答えは本当に微妙でしょう。
少なくとも私には性能面から「iPad Pro 10.5に買い替える必要なし」かつ「答える資格なし」となりますね。
・必要性とは異なる基準もある！
ズバリ、新しいもの好き・ガジェット好きのiPadファン・とにかく欲しい人です！
こういう人は迷わず買ってください。
買ってからニンマリするのも後悔するのも自由です。こういう人にとっては「所有すること」や「買うこと自体」に意味がありますものね。
でも後悔したくない人は、買う前に自分にそれが必要かどうか？買ってから自分の心を鼓舞してくれ続けるかどうか？を重々考えてから買うようにしましょう！iPad Pro 10.5は相当に高額な商品ですから。
・・・
わたし、何だか書いそうなんですけど…