アイデアのつくり方
ジェームス・W・ヤングが書いた「アイデアのつくり方」は、ビジネス書の古典の1つであるとされている本です。
日本語の読者に向けた解説は、1961年7月に書かれているので相当に古い本ですね。
英語版『A Technique for Producing Ideas』を読んでニュアンスが分からない点が多々あったため、訳本を読んでみました。
乱暴に要約するなら、
・アイデアは既存の知識の再構成である。
・既存の知識を知って正しく理解する。
・その知識を目的とするものにどう活用していくかを徹底的に考えて考えて考えて考え抜く。
(もうダメだ!諦めるしかないというくらいまで考え抜くのです)
・次の段階は考えるのを止めてそのまま放置しておく。
・すると、ふとした瞬間にアイデアが舞い降りてくる。
・具体的なやり方をよりブラッシュアップしていく。
以上が革新的なアイデアを生みだすためのプロセスであるとしています。
短い本ですが、ヤングの言う「考えて考えて」という部分を、多くの人が省略しているのではないでしょうか?