もくじ
・衝動買いを止めるのが難しい理由
誰も衝動買いしてしまうことはあるでしょう。
特にADHD(注意欠如多動性障害)傾向のある人は、この衝動買いを防ぐことが非常に難しいのです。
欲しいというのは欲求であり、これを買うとあとあとの生活が苦しくなるとか、あの支払いをするお金がなくなってしまうとかなどという思考が働かなっくなってしまいます。
さらに悪いことに、「買う」→「満足感」→「後悔」という心の流れが生じて、現実的にも支払いが出来なくなったりという支障が生じて、気分が「うつうつ」となってしまうでしょう。
しかし、ここでも困ったことが起こります。
「買う」→「満足感」→「後悔」という順番が問題となるのです。
欲しいものを買えば、「満足」すなわち「欲しい」といいう「欲求」が満足されるという「よいこと」が生じます。
この「よいこと」すなわち「欲求の満足」は、ものを買うことで即座に生じるのです。
人間でも動物でも、ある「行動」をして「すぐ(動物の場合は1分程度以内)」に「よいことが起こる」と、その「行動」が促進されるようになります
これを正の強化といいます。
つまり、「欲しい」→「買う」→「満足」という部分が促進されるのです。
しかし、「すぐに起こらない嫌なこと」すなわち「満足」→「後悔」の部分ですが、これは行動を抑制する効果が非常に弱いので困ります。
買って直ぐに満足し、翌日に生活費に困るよね…買わなきゃよかった…と後悔しても、この後に起こる後悔は、直ぐに起こる満足には勝てないのです。
次もまた後先考えずに衝動買いすることが続いてしまいます。
・衝動買いを防ぐには「なぜなぜ分析」です!
これには理性を意識的に働かせる以外に方法はありません。
買う前に欲しい理由を客観的に自己分析するのです。
「なぜ欲しいのか?」「どのようなメリットがあるのか?」「本当に必要なのか?」「それを使うあるいは所有していることでエネルギーを与え続けてくれるか?」などということを実際に書いて分析することが、衝動買いをコントロールする1つの方法となります。
・「なぜなぜ分析」実例 -わたしの場合-
最近、私はソニーのスマートウォッチ「wene wrist pro」を衝動買いしそうになりました。
今までスマートウォッチにはあまり興味がありませんでした。
というのも時計のデザインが好みにあいません。
チープというのではないのですが、時計には金属感がないと好きになれないという個人的好みがあるからなのです。
スマートウォッチのプべゼルの質感がどうしても好きになれなかったのです。
そこで目にとまったのがソニーの「wena wrist pro」でした。
特にシルバーの「wena wrist pro」には魅かれるものがありました。
危うく衝動買いをするところを、しかし、買わないでおくことができたのです。
それは、
『ソニーのスマートウォッチ「wene wrist pro」で何ができるか?』を冷静に考えることしたからでした。
正確には、
「なぜ欲しいのか?」
「どのようなメリットがあるのか?」
「本当に必要なのか?」
「それを使うあるいは所有していることでエネルギーを与え続けてくれるか?」
について順番に考えてみたのです。
このうち「どのようなメリットがあるのか?」に相当する部分が『ソニーのスマートウォッチ「wene wrist pro」で何ができるか?』という分析が一助になりました。
・他との比較検討も有用!
スマートウォッチについては元祖Apple Watchでは何ができるのかを調べることも大切です。
自分にとっての必要性やメリットを比較できないですからね。
Apple StoreのiWatch(https://www.apple.com/jp/apple-watch-series-3/)にアクセスしましょう。
Apple Watchではアプリを利用して本当に多くのことができるようです。代表的なものをあげると以下のようになります。
- 通話
- メッセージの送受信
- 曲をストリーミングして聴く
- リマインダーの設定
- カレンダーの出席依頼
- アプリケーションの通知
- 内蔵されたGPSによる移動距離や経路、高度の測定記録
- 運動カロリーの計測
- ワークアウトの達成度や励まし
- ワークアウトの他人との比較
- 心拍数の測定
- 呼吸アプリでリラクゼーション
- 健康とフィットネスに関するデータ管理
- 水分補給管理
- 睡眠管理
- ジムにある対応するフィットネスマシンとワイヤレスでペアリング
- ワークアウト用アプリケーションをそのまま使う
- 心拍数を計測
- 経路の案内
- Phoneを家に置いたままでも、いつものアプリケーションの通知
- Suicaやクレジットカードを入れる
アプリの利用でまだまだ色んなことができそうです。
・では「wene wrist pro」で何ができるの?
さて「wene wrist pro」のメリットは何でしょう?
まず最大のメリットは、愛用している時計を「wene wrist pro」に移植できることでしょう。
第二のメリットは、これは好みの問題ですが、シルバーの金属ベゼルが用意されていることです。
それでは「wene wrist pro」できることは?
これもソニーの「wene wrist pro」サイト(http://wena.jp/products/wena-wrist-pro/feature.html)を見てみましょう。
- 電子マネーが使える(楽天Edy・ANAカード・QUICPay・d point・ヨドバシカメラのゴールドポイントカード)
- 電話やアプリの着信表示
- 電池残量表示
- 歩数表示
- 消費カロリーや睡眠状態を専用アプリから確認
- 電子マネー残高表示
- 1回のフル充電で1週間作動
といったところです。iWatchに比べるとできることはわずかですね…
ガジェット好きの私としては、iWatchが欲しくなってきました(≧∀≦)
分析は続きます。
・「なぜ欲しいのか?」
単純に、私がガジェット好きということに尽きます。
必要性であるとかなんかという合理的理由はありません。
欲しいから欲しいのです!
性(さが)ですねぇ…
必要性がないので、飽きれば、大抵は1ヶ月持他ないのですけど、すぐに使わなくなります。
「なぜ欲しいのか?」という観点からは買う必然性はないと結論づけられますね(≧∀≦)
・「どのようなメリットがあるのか?」
電話やメール、あるいはアプリの着信に気づかないことがなくなります。
電子マネーが使えるといってもSuicaなどが使えません!
歩数や消費カロリー計算なんて、絶対に見ることはなくなります。
1回の充電で1週間ほど電源が持つといっても、充電する手間がかかることは負担です!無性ものですから、私は。
「どのようなメリットがあるのか?」という観点からも買う必然性はないようです(≧∀≦)
・「本当に必要なのか?」
上記のメリットから考えると必要性もないようですね(≧∀≦)
・「それを使うあるいは所有していることでエネルギーを与え続けてくれるか?」
私が所有している腕時計のステンレスの金属感がすごくセクシーに感じています。
「wene wrist pro」の金属の質感は写真で見る限りは、セクシーとは言えない感じです。
きっと、元々のベゼルに戻したいと思うに違いありません。
気に入らなく感じ出すのは必至でしょう。
ということは、「wene wrist pro」が継続的にエネルギーを与え続けてくれる可能性はないはずです(≧∀≦)
・結論は全て(≧∀≦)ということ
こうやって分析すると、買う気力が失せてしまいました…
どうでしょうか?
もし何かを書いたい衝動にかられたときには、
「なぜ欲しいのか?」「どのようなメリットがあるのか?」「本当に必要なのか?」「それを使うあるいは所有していることでエネルギーを与え続けてくれるか?」について順番に考えて見るというのはどうでしょうか?