災害の備えにも持っておきたいのが大容量ポータブル電源です。私のクリニックで停電するような災害にあったことはありませんでしたが、今まで2回ほど停電したことがありました。
今の医療機関はカルテは電子カルテであり、処方箋や領収書、診断書なども殆どがプリンターで印刷されるのが普通です。ですから電気が止まれば患者さんのカルテも見ることができないし、レジも電気で動くので会計することもできません。
このようなリスクを回避するため、最低限電子カルテを運用するパソコンとプリンター、および会計を行うレジそれぞれ1つずつを動かすことのできるパワーのあるポータブル電源を準備しておくことにしました。
もくじ
ポータブル電源G1000を選んだ理由
ポータブル電源G1000を選んだ理由をこれから挙げていきたいと思います。
十分な大容量
パソコンが最大107W(標準時33W)にプリンタが26W、レジの消費電力は不明ですが30Wにも満たないと思われます。パソコンは酷使することが多く、最大消費電力を107Wとしてもパソコンとプリンタ、レジで消費電力は150W程度になると思われます。
1,100WhのG1000なら約7時間は使える計算です。7時間もあれば停電も回復するでしょうし、回復に何日もかかるほどの停電が生じるなら、災害の規模は相当なものです。診療自体ができない災害となってるでしょう。もう諦めるしか方法はありません。
最大瞬間出力3,000W!定格出力交流1,200W!
家電製品は通常に動いている時よりも、スイッチを入れた瞬間に大きな電力が一時的に必要となるものです。例えば1200Wのヘアードライヤーのスイッチを入れた瞬間には1200W以上の電力を消費することになります。最大瞬間出力が1200Wの電源でこのヘアードライヤーを使用すると、安全回路が働いて給電がストップしてドライヤーは使えなくなります。
でもG1000なら最大瞬間出力が3000Wもあるので給電が止まることがないのです。クリニックで大容量のヘアードライヤーを使うことはありませんけど、万が一、大きな災害に見舞われたときに避難所などでは重宝することでしょう。
充電しながら機器に給電可能
多くの電源は、電源自体を充電しながらパソコンや家電に給電することが出来ません。これは電源の劣化が早くなって電源の寿命が短くなるからだそうです。G1000は、海外の高級車メーカーの電気自動車の多くに搭載されているほどに信頼性の高い電源であるため、充電しながらの給電に対応しているのでしょうね。
無停電電源装置(UPS)を搭載
急な供給電圧の低下や停電に際し、一定の電力供給を保持してパソコンなどがクラッシュすることから守り、作成中のデータの消失を防ぐのが無停電電源装置(UPS)です。万が一のデータ喪失を防ぐことはクリニックのリスク管理にはとても重要ですからね。
36%の値引き販売(クラウドファンディング利用)
小さなクリニックに発電機を設置するわけにはいきませんし、もっと大容量の電源はお値段が何十万円もします。10年に1回あるかないかのリスクに備える設備投資としてはコスパが悪いです。その点G1000は、クラウドファンディングの超早割35%OFFで買えたので、149,800円のG1000が97,370円(税・送料込)で購入できました。
10万円を超えると1回で経費としてあげられず減価償却計算しなければならないうえ、資産として計上されるので固定資産税の対象となります。ですから、10万円を切ると言うことには大きな意味があるもです。
静音設計
G1000のファンは内部温度が40度以上にならないと回らない設定です。これは電源のカバーを放熱性に優れたアルミニウム合金にしていることでできたことでした。ですから、消費電力の低い機器に給電するときにはファンは回りません。ファンが回る音は結構うるさいので嬉しい設計ですね。
電気自動車にも充電できる!
日産の電気自動車リーフで9~11kmの走行が可能な電力をリーフに充電することができるそうです。電気自動車にも充電できるとはビックリです。さぞ高性能なのだなぁと乗せられてしまいますね^ – ^