令和5年8月から電話によるコロナ特例の診療報酬が廃止されることになり、電話診療からオンライン診療への移行を進めなければならない情勢となってきております。しかし、私(2023年誕生日で満67歳)を含め高齢のIT音痴の医師にはオンライン診療のハードルはちと高いのではないかと思っておりました。けど、実際、LINEドクターでオンライン診療をはじめてると、診療の操作は難しいものではないことが分かりましたので、オンライン診療に恐怖心を感じておられる高齢医師の方々の参考になればと記事にすることといたしました。一般の方には参考とならない記事でですので、その点、ご容赦くださいませ。
実際の操作手順
まずはLINE Business ID でログインします。初回もしくは新しいデバイスやIPアドレスからは、登録したメールアドレスに認証コードが届く二重のセキュリティ認証となるようです。
IDとPWを入力してログインをクリックします。
施設管理者ではなく「医師」をクリックします。
診療したい患者さんをクリックして選択します。
診療の予約時刻になれば「通話を開始する」をクリックします。診療時刻が大幅に早くなるとか、大幅に遅くなる場合は、事前に患者さん側にお電話して連絡しておくことをお忘れなく!
「通和を開始する」のポップアップが出てくるので「はい」をクリックします。
患者さんへのコールが開始されると、画像のような画面が表示されます。「Callin…」と表示されていますね。
患者さんが患者さんのスマホで応答したら画像のような表示となります。「通話に戻る」をクリックしましょう。
これがLINEドクターでのドクター側のパソコンで表示される診療の画面です。向かって左が患者さんのお顔で、右側が患者さんから見えているドクター側の映像です。ノートPCを使用すると、Webカメラがモニター最上面に位置しているため、ドクターが患者さんの顔を見ながらお話しするとドクターの目線が下向きになってしまうのが、LINEドクターだけでなくオンライン診療全般の欠点と言えるかもしれませんね。診療が終了したら、一番下にある赤い電話マークの「通話を終了」をクリックします。
「通話を終了」を」クリックすると診療を終了する画面となるので、「診療を終了する」をクリックして画像のようなポップアップを表示させ「はい」をクリックします。
続いて請求の手続きになります。「請求依頼(各種書類の送付)」をクリックします。明細書や領収書のPDFファイルをLINE経由で送付することになるのですけど、IT音痴の高齢ドクターには難しいかも知れません。若い事務職員に代行してもらうのもいいですけど、手間や時間はかかってしまいます。後ほど郵送するというのがいいかも知れません。私は、事前に通常使用するプリンターをPDFファイルに印刷するプリンターというものに設定して「患者名-年月日.pdf」というファイルをプリンターアプリで作成してデスクトップに保存し、それを添付ファイルとして送信しています。IT音痴高齢ドクターは後日の郵送の対応で決まりでしょう!
添付ファイルの選択場面の画像は割愛しますけど、添付ファイルを選択したら画像のようなポップアップとなるので「はい」をクリックして明細書と領収書を送付します。私はPDFファイルを作成するプリンターアプリに領収書と明細書を印刷(ファイル作成)するのでファイルが分割されるため分割送付を選択しています。なお、請求額の入力はお忘れなく!
続いて支払請求額のポップアップに変わりますので「はい」をクリックしましょう。
これで決済完了、診療完了ですです!おじいさんおばあさん先生でも操作は難しくはありませんね!高齢でも、IT音痴でも、LINEドクターでオンライン診療は簡単に操作できます。まあ、他のオンライン診療システムも使いやすのだとは思いますけど。電子カルテと一体化したものは使いにくとのコメントした記事をアップしている方はおられたようには記憶しているので実際はどうなのでしょうか。小生は使用経験がないのでなんともコメントできません。ご経験のある方はコメントお願い致します。
以上、LINEドクターのドクター側のオンライン診療の操作手順を記事にしました。LINEドクターの導入を検討されている、特に高齢ドクターの参考になれば幸いです。