それでも人生にイエスと言う
この本を読んだからといって、直ぐに人生の、あるいは生きる意味を納得できるわけではありません。
でも、それを考える切っ掛けにはなるはずです。
生きることは義務であり、人生に何を期待するかではなく、人生から何を期待されているか?というようにマインドシフトすることを要求する書と言っていいかも知れません。
人生が出した問いに答えることで、瞬間瞬間の意味を実現すること。
そして、全てを失っても、創造から体験へ、そして態度へと“後退する”価値を生み出し続けることはできるとしています。
生きる意味とは、人生には当に価値があると信じることなのでしょうか?
とにかく何と言っても、訳者の解説がすごい!
フランクルのロゴセラピーを理解するのは少々骨でしょうけど、解説を読めば分かった気にさせてくれます。
できればフランクルのすべての著作を読みたいものですね。