ELECAENTA Mars EM200よりコスパ最強ポタ電?

KOORUL P300AS

これで12000円代はお買い得でした。2023年8月に販売されていたKOORULポータブル電源P300AS。割引込みで12,248円也。これは安い!ですね。定格200Wクラスとしては容量が296Wh(実質出力容量254Wh程度らしい)あり、比較的に大きい方です。重量は2.7Kgで持ち手がしっかりしているので重さは感じません。持ち手が華奢だと重量よりも重さを感じるものですから、持ち手が本体と一体型でしっかりしているのは、格好は悪いですけど機能的にはこのサイズのポタ電では正解だと思います。このサイズのポタ電は頻繁に持ち運ぶことになりますから。ただ、残念なのは、80%容量充電の最低保証回数が500回と少ない三元系リチウムイオンバッテリーだということです。そして何よりも最大の欠点は、今はもう29,999円の販売価格(2024年1月22日)になっていることでしょうか。コスパ最強ポタ電だったということでした。Amazonのタイムセールやプライム感謝祭、初売りセール、プライムデー、ブラックフライデーなどを小まめにチェックすることで、半額以下で購入できるチャンスに恵まれるかも知れません。

Mars EM200とP300ASの比較

ELECAENTA Mars EM200

ポータブル電源ELECAENTA Mars EM200は、上記のKOORUL P300ASより6倍相当3000回寿命のリン酸鉄リチウム電池を使用して、定格200W(瞬間最大400W)で重量も2Kgと超軽量です。しかし、容量は2/3ほどの200Wh(実質出力容量165Wh程度らしい)しかなく、何より私が最もデメリットと思う点は、その持ち手にあります。ポタ電の持ち手が折り畳み式で、これが一見、便利そうで実は便利ではあるのですが耐久性に問題ありのようなのです。このサイズのポタ電は結構、手荒に持ち運ぶ可能性があるのですけど、振り回せば折れそうな持ち手です。一方、P300ASの持ち手は本体と一体となった丈夫なもので、実際、持ち手を握ってポタ電をどんなに強く振り回しても、びくともしない丈夫な作りになっています。頻繁に持ち運ぶ、このサイズのポタ電では持ち手の丈夫さは重要な購入のポイントになると思います。さらに、1Wh当たりの価格は¥87.4円とかなり割高で、P300ASの41.4円に比べると倍も以上もします。コスパで見劣りしていますね(2024年1月22日時点では異なる)。

一番便利なのは200Whクラスでは?

200Whクラスのポタ電は、1つあると重宝します。「軽い=持ち運び易い=便利=よく使う」です。そして、200Whの定格出力があれば、そこそこの家電が動かせるます。電子レンジやケトルは無理ですけど、パソコンやテレビ、小型のセラミックヒーター、電気毛布、腰や首用のマッサージ器、DC12用の家庭用高圧洗浄機(これ優れものです!)等々、結構、色んなものが動かせます。200Whのポタ電があればコンセントを探さなくても、手元で動かず電気を使えるようになるのです。部屋を移動すれば持っていけばいいし、自宅外にも持っていけます。小さいのでカフェに持って行っても違和感はそこまでないと思います。本当に利用頻度が一番高いポタ電が200Whクラスではないでしょうか?

ポータブル電源は安くなった!

ポータブルバッテリーも安くなったものです。まず最初に買ったのは2020年2月購入のSuaokiG1200です。停電時にパソコンを動かしておけるようにと1200Whの当時としては大容量。定格1000W(瞬間最大2000W)のポータブルバッテリーでした。購入価格は¥127,410円也。重量12.6Kgで結構、重いバッテリーで持ち運びには苦労します。最悪のバッテリーで10回も使わないまま、1年くらい放置していたら、出力不能になって無用の長物となっています。ポータブルバッテリーは、1ヶ月に1回は出力して多少でも消費させ、消費した分を充電して保管するということを繰り返すのが無難だと思います。

SuaokiG1200

2つ目は、2020年11月にクラウドファンディングMakuakeで購入したCATL社のG1000です。定格AC1200W(最大瞬間出力3000W)で1100Whのポータブルバッテリーでした。35%オフの¥97,370円。重量は11.1Kgとsuaokiより1.5Kg軽量。1.5Kgと侮るなかれです。11Kgと12.5Kgでは相当に移動させる時の厄介さが違うのです!このG1000には随分とお世話になりました。全く壊れず誤作動もなく、本当にいいポータブルバッテリーです。

CATL社G1000

3つ目が最初に紹介したKOORULポータブル電源P300ASです。

KOORUL P300AS

4つ目は、2024年1月、suaokiG1200 の使用不能が判明して仕方なく購入することになったEENOURのP2001です。2000Whの大容量かつ、初めてのリン酸鉄リチウムバッテリーでした。定格2000W(瞬間最大4000W)と大抵の家電が動かせる安心の大容量で、ポイ活などを含めて¥99,330円のお買い物となっています。新しいタイプのF2000もあったのですが、P2001 の方が48Whほど容量が小さいものの、それでも2000Whもあり 1.6Kg軽く、約11,000円安く、支払総額を10万円以内に押さえたかったのでP2001にしました。

EENOUR P2001

こうやってポータブルバッテリーの購入履歴を振り返ってみると、

  • 2020年の1200Whで¥127,410円(1Wh当たり106.2円)
  • 2020年の1100Whで¥97,370円(1Wh当たり88.5円)
  • 2023年8月の296Whで12,248円(1Wh当たり41.4円)
  • 2024年の2000Whで¥99,330円(1Wh当たり49.7円)

年々、ポータブル電源の値段が安くなっているのには驚きます。1Whの価格が半分以下になっており、2000Whクラスがポイントを使ったとはいえ10万円を切る価格で購入できるのですから。それにしても1Wh当たりの値段を見ても、絶対価格を見ても、KOORULポータブル電源P300ASの価格は驚異的ですね!

参考;リン酸鉄系と三元系リチウムバッテリー

酸化鉄リチウムバッテリーと三元リチウムバッテリーは、リチウムイオン電池の一種です。酸化鉄リチウムバッテリーは、リン酸鉄リチウムバッテリーとも呼ばれます。両者の違いは、正極材料にあります。酸化鉄リチウムバッテリーの正極材料は、酸化鉄であり、三元リチウムバッテリーの正極材料は、ニッケル・マンガン・コバルト酸化物です。酸化鉄リチウムバッテリーは、充放電サイクルの回数が多く、安定性が高いため、電池の寿命が長いとされています。しかし、エネルギー密度が低いため、体積が大きく、重量が重いことが欠点です。一方、三元リチウムバッテリーは、エネルギー密度が高く、出力が安定しているため、バッテリーの重さが軽減され、持ち運びやすくなっています。

注意

1) 画像はAmazonもしくはMakuakeから引用しています。

2) 販売中の商品のリンクを参考に貼っておきます。200Whクラスは15,000円以下になれば買いかもしれません。2000Whクラスなら130,000万円代になれば買いでしょう。性能は大なり小なりで大きな差はないと思いますが、YouTubeなどで実際の使い勝手や性能検証を信頼性のある方が検証している動画を参照して、自己責任で購入して下さい。とくに中国製は当たり外れが大きですから要注意です。

KOORUL P300AS

ELECAENTA Mars EM200

EENOUR P2001

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